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猫のトリビア

野良猫を連れて帰るのは大丈夫?役所への連絡やワクチン接種・飼い方も紹介 

野良猫 連れて帰る
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可愛い野良猫が近所にいたり、懐いていたりすると、家に連れて帰りたいと思ってしまいますが、実際に野良猫を、自宅に連れて帰ることはできるのでしょうか?

可愛い野良猫は心奪われる。

警察や役所などに連絡する必要があるのか、また、連れて帰ると、その後のワクチン接種や飼い方など、どうすればいいのかという問題も出てくるかと思います。

具体的に、役所への連絡の必要性や、必要なワクチン接種、飼い方について解説していきますね。

野良猫を連れて帰るのは大丈夫?

野良猫を連れて帰るのは、もちろん虐待目的なら犯罪ですが、保護目的であれば、問題ありません。

ただし、間違いなく野良猫で、他の方の外飼い猫や地域猫ではないかの確認が必要です。

探している人がいたら大変!

そして、動物病院へ連れて行き、健康状態の確認と、飼育環境がきちんと整っているかも重要ですよ。

保健所やSNSで迷い猫ではないか確認しよう!

もし、野良猫ではなく迷い猫であれば、必死に探している方がいるはずで、迷い猫は遺失物法に明記されている通り、届け出が必要です。

保護した猫が迷い猫ではないかは、保健所や警察署に問い合わせをして、SNSやネットなどに迷い猫情報がないか調べることで確認できます。

保健所や警察署への問い合わせで、もし迷い猫と分かった時は、届け出をして預かり飼育という形に。

法律上、警察に届け出をして3か月経っても飼い主が現れなければ、自分の飼い猫として扱うことができるそうです。

SNSやネットなどにも、迷い猫の情報が拡散されることが多くなっており、保護した猫が掲載されている可能性もあるため、しっかり確認しておきましょう。

本当に野良猫かチェック!

近所の掲示板や動物病院にも、迷い猫情報を載せている所があるため、そちらも一緒に確認しておくと良いですね。

また、捕獲した後に避妊手術などをしてから、元の場所に戻して見守っている地域猫の場合もあるため、地域で世話をしている団体があれば、確認しておくことをおすすめします。

迷い猫情報について確認しておきたい場所
  • 保健所
  • 警察署
  • SNSやネット
  • 近所の掲示板
  • 動物病院
  • 地域のボランティア団体

病院へ連れて行き飼育環境を整えておこう!

保護した野良猫は、すぐに動物病院へ連れて行く必要があり、病院で感染症に罹っていないかや、ノミやダニがついていないかなど、健康状態をチェックしてもらうためです。

保護した猫の健康状態を把握することは、その後のお世話にも役立ちますし、すでに猫を飼っている場合は、先住猫への感染を防ぐこともできますよ。

家族みんなの健康を守ろう!

そして、保護した猫を受け入れ飼育することになったら、すぐ飼育できるように、環境をしっかり整えておくことも大切です。

まずは、不必要なストレスを与えないために、静かで落ち着ける場所を用意し、下記のようなグッズを用意しておくと良いでしょう。

ケージ、毛布などの寝床、トイレ用品、食器、フード、ミルク、グルーミング用品、おもちゃ

この他にも、あると便利なものはありますが、まずは最低限必要なものを用意し、生活していく中で、必要になった物をその都度買い足していくのがおすすめですよ。

野良猫の連絡やワクチン接種・飼い方について

野良猫を連れて帰るには、迷子猫の情報がないかを確認する必要があるため、役所や保健所などへ連絡するようにしましょう。

また、野良猫のワクチン接種は、2~4週間隔で2回接種する必要があり、ワクチンについては詳しく解説していきます。

ワクチン接種はいくらかかるのか気になる。

また、野良猫の飼い方で、気をつけておきたい点を5つ挙げていますので、合わせてご覧ください。

  • ケージは用意しておく
  • 夜鳴きは避けられない
  • 飼い始めて5日間で食事と排泄クリアを目指す
  • トイレのしつけは根気強く
  • お風呂は生活に慣れてから

役所などへの連絡やワクチン接種の必要性は?

いくつかの役所のホームページに多く記載していたのが、野良猫による被害が問題となっていることで、対策として野良猫をできる限り減らしていく取り組みが行われています。

役所では、実際に野良猫の捕獲は行ってはいないため、「野良猫を連れて帰りたい」「保護したい」という声は、対策に貢献できることなのではないでしょうか。

直接役所に連絡すれば、動物愛護センターに繋げて情報共有してくれるでしょうし、前述でお伝えしたように、保健所や警察などにも連絡する必要がありますね。

相談も兼ねて連絡してみよう!

野良猫のワクチン接種については、2~4週間隔で2回接種する必要がありますが、産まれたばかりの仔猫であれば、生後2~3ヶ月で1回目を、その1ヶ月後に2回目を接種。

その後、成猫になってからは、年に1回の追加接種が推奨されていますが、飼育環境に応じて1~3年ごとの追加接種が必要となります。

ワクチンにはいくつか種類があり、野良猫は外で生活していたため、より多くの効果が含まれている「4種混合」や「5種混合」がおすすめなんだそう。

母猫や兄弟猫の健康状態、他猫との接触状況、生育環境などによって必要なワクチンが異なるため、動物病院で相談した上で、接種時期や種類を決めていくと良いですね。

また、同居猫がいる場合は、初めの2回接種が終わるまで接触は避けるようにしましょう。

ワクチン接種にかかる一般的な費用(動物病院によって異なる)

  • 3種混合で3千円~5千円程度
  • 5種混合で5千円~7千5百円程度

費用に関してですが、ワクチン接種は病気の治療ではなく、健康な状態で行う予防行為となるため、ほとんどの場合、ペット保険の対象外となってしまいます。

多くのペット保険では、「ワクチンで予防できる病気を予防しなかった場合は補償の対象外」と規定されており、もし治療が必要になれば、治療費は全額自己負担です。

もちろん、ワクチンを接種したにも関わらず、治療が必要になった場合は補償の対象となります。

ワクチン代を惜しんだために、より高額な治療費が必要になってしまったということがないよう、予防できる病気はしっかり対策を取る必要がありますね。

野良猫の飼い方を詳しく解説!

野良猫の飼い方について、準備しておきたいことや注意点など、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

たくさんポイントがありそうだね。

ケージは用意しておく

猫は環境の変化が苦手な動物で、新しい場所や人に慣れるまでは、狭くて落ち着けるケージ内で過ごせる方が安心できます。

ケージでの生活に慣れてくれると、食事やトイレの様子をしっかり確認することができ、医療ケアや通院もしやすく、人馴れのスキンシップもしやすいですよ。

ケージのベストな設置場所

  • 臆病で環境の変化に弱い→人の出入りが少なく静かな部屋へ
  • 比較的人に慣れており好奇心旺盛→人の気配があるリビングなどの片隅(テレビの横や出入り口は避ける)
  • 先住ペットがいる→隔離部屋を用意する

ケージはゆったりサイズの2~3段タイプがおすすめで、扉が手前に開閉するタイプは、猫が隙間をこじ開けて脱走することがあるため、スライド開閉が安心。

ケージ内に、猫が程よく身を隠すことができる場所を用意するのもポイントです。

隠れる場所があると安心。

また、保護したばかりの不安な時期は、ストレスから物を破壊してしまいがちになるため、必要のない物は、ケージの中に置かないようにしましょう。(カーテンも要注意!)

ケージ生活が長くなる場合は、運動不足や退屈によるストレスも心配になってくるため、日に何度か遊ぶ時間を作ると良いですね。

夜鳴きは避けられない

新しい環境に慣れるまでは、ほとんどの猫が夜鳴きをしてしまうでしょう。

新しい環境が不安だったり、野良時代にしていたテリトリーのパトロールができなくなったことで、「ここから出たい」「いつもの場所に行きたい」と鳴いてしまうのです。

鳴き方や頻度、期間は猫によってさまざまで、猫の夜鳴きを止める方法は、残念ながらほとんどありません

夜鳴きは、数週間~数ヶ月続くため、「保護しなかった方が良かったかな」などと、ついマイナスに考えてしまいますが、次第に夜鳴きは減り、必ずいつか治まります

1~2ヶ月経っても、少しも減ることなく鳴き続けるのであれば、ケージの場所を移動させるか、ケージから出して変化を見てみましょう。

また、音漏れが比較的少ない部屋にケージを移動したり、防音効果のあるカーテンやシートで窓の音漏れ対策をしたりするのも、一つの方法ですね。

工夫の仕方はいろいろあるんだね。

そして、事前にご近所への挨拶をしておくことも大切で、集合住宅の場合は、両隣と上下の方に挨拶しておけると安心。

ご近所からの苦情を恐れて、どうにか夜鳴きを止めさせようと、飼い主までストレスを溜めてしまうことがないように、事前にできる備えをしておきましょう。

飼い始めて5日間で食事と排泄クリアを目指す

始めの2~3日は、ご飯を食べられない程に緊張してしまう猫が多いようです。

この時期は、ウェットフードやペーストおやつなどをメインにして、栄養バランスよりも食べてもらうことを優先しましょう。

人がそばにいたり、じっと見ていたりすると食べてくれないため、ケージがある部屋への出入りは必要最小限にして、猫に危険が無いか、時々確認する程度に。

ご飯が食べやすくてトイレしやすい環境作りを心がけよう!

4~5日一切飲まず食わずだと危険ですが、頑なな猫でも、4日以上の空腹は限界のようで大抵食べ始めるため、5日以内に食事と排泄がクリアできれば、一先ず合格ですよ。

トイレのしつけは根気強く

トイレは、オープンタイプが掃除しやすくておすすめで、猫砂は、猫の状況によって選びましょう。

保護したばかりの粗相が心配な猫であれば、外の砂に近い鉱物系猫砂がおすすめで、粗相の心配が無くなったら、他の猫砂へ切り替えていくと良いですね。

室内で飼育していくには、トイレのしつけも必要になりますが、すぐにはうまくいかないと思います。

少しでもできたら褒めてあげよう!

部屋の中を落ち着きなく歩いている仕草が見られる時に、トイレに連れて行くなどして、少しずつ覚えてもらい、始めのうちは粗相をすることも多いですが、根気強く教えましょう。

お風呂は生活に慣れてから

野良猫の場合、お風呂が苦手という場合が多くあるため、お風呂やシャンプーは大きなストレスとなります。

汚れが気になり、シャンプーしてあげたいと思うかもしれませんが、体への負担も大きいため、慣れるまではお風呂は辞めておいた方が無難です。

ただでさえ慣れない環境で緊張MAXだからね!

ノミやダニなどの害虫はシャンプーでは取り切れないので、病院で処方された駆除薬を使用しましょう。

以上、5つを解説していきました。

猫が新しい環境に慣れるまでは、思いもよらないトラブルが発生しがちで、猫の性格や住環境によって対応は変わってきますが、焦らず、距離を保ちながら向き合えると良いですね。

また、猫と暮らすには、それなりに費用がかかりお世話も大変ですが、保護したからには、その猫が一生を終えるまで、責任を持って共に暮らしていく覚悟が必要。

野良猫を連れて帰る前や、家での生活がスタートした頃は、たくさんの悩みが発生すると思いますので、相談しやすい動物病院を見つけておくと心強いですよ。

まとめ

野良猫を連れて帰るのは、保護目的であれば問題ありませんが、必ず、迷い猫や地域猫ではないかの確認のために、役所や保健所などへ連絡が必要です。

そして、動物病院へ連れて行き、健康状態の確認と共に、ワクチン接種も受ける必要があります。

長く育てていくためには必要なことだね。

野良猫を連れて帰るとなると、家で育てていくことになるので、飼い方に注意して飼育環境がきちんと整っているかも重要ですね。

飼い方に注意しながら、必要な役所などへの連絡やワクチン接種を行い、相談しながら育てていくようにしましょう。

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ニャンコ先生
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猫暮らし30年のアラフィフ
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