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猫のトリビア

野良猫に帰巣本能はある?遠くに捨てても戻ってくるの?

野良猫 帰巣本能
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一度は目にしたことがあるぐらい、多く存在している野良猫ですが、野良猫には帰巣本能はあるのでしょうか?

方向音痴には分からない感覚。

野良猫を保護して、家猫として飼っていた猫が、遠くに捨てることになっても、帰巣本能で、また戻ってくるのか戻ってこないのか、気になる所ですよね。

そもそも、野良猫を遠くに捨てること自体どうなのかも含めて、野良猫は戻ってくるのか、それとも戻ってこないのかについて、解説していきます。

野良猫にどこまで帰巣本能があるのか?

野良猫は、人間には備わっていない、優れた帰巣本能を持っているんです。

猫はかしこいなー!

ただし、ある一定の離れた場所以上になると、戻ってこれないことがあるんだとか。

詳しく解説していきましょう。

猫は人間には無い優れた帰巣本能がある!

帰巣本能は、もともと狩猟動物には備わっている能力で、ネコ科は縄張りを持つため、帰巣能力がないと縄張りを持つことはできません。

これは、野良猫だけではなく、家猫でも縄張りを持ち、帰巣本能は十分備わっています。

縄張り確保のために備わった感覚なんだね。

猫は、基本的に行動範囲(縄張り)はそんなに広くないですが、中にはその本能が、犬並みに優れた子がいるそうです。

特に、その場所が気に入っていたり、愛着がある場所だったりすると、より強く、人間には無い優れた帰巣本能を発揮するのではないでしょうか。

動物の中でも猫は特に、帰巣本能につながる以下のような、優れた感覚が備わっているんだとか。

  • 体内時計
  • 磁気感知
  • 方向細胞
  • 感覚地図

方向感覚があることで、人にではなく家に懐くとも言われているみたいですね。

一定以上の離れた場所からは戻ってこれない!?

猫には、帰巣本能が備わっていることが分かりましたが、ある程度以上離れた場所からは、戻ってこれないそうなんです。

理由としては、猫は犬ほど帰巣本能が強くないということ、そして、猫には画然たる縄張り意識があり、見慣れない猫が縄張りに侵入すると攻撃対象となります。

これは、猫同士が喧嘩をしているうちに位置の見当識を失い、迷い猫になってしまうこともあるんだとか。

ここで、注意点としてお伝えしたいのが、野良猫でも飼い猫でも、離れた場所へ捨てるという行為は、違法になるということです。

動物を捨てるのは絶対ダメ!

野良猫を山に放すと、野鳥や小動物が殺される可能性が高く、あるいは捨てた場所の集落の人が、捨て猫により被害を受けたりするため、必ず保健所へ引き渡すようにしましょう。

動物を遺棄した者への罰則について

動物の愛護及び管理に関する法律により、愛護動物を遺棄した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処することとされています。

野良猫を保護したら、最後まで飼えるかどうかをよく考え、飼い始めた猫は、責任を持って終生飼育することが大切です。

野良猫を遠くに捨てると戻ってくる?戻ってこない?

前述で、ある一定以上の離れた場所だと、戻ってこれなくなるとお伝えしましたが、その一定の距離というのは、500m程度なんだそうです。

あまりに遠すぎると帰ってこれないよ。

ただ、野良猫によって個体差はあり、オス猫かメス猫かや、環境によっても異なるでしょう。

オスとメスで違う場合も!

ゴミを荒らす野良猫に困り果てて、近隣の山に捨てるというのは、今でこそ動物愛護法で禁止されていますが、法整備される以前の世代では、そんなこともあったんだとか。

そのような悪事を働く野良猫を、住民が協力して捕まえて、近隣の山に捨て、平穏な生活を取り戻したのも束の間、しばらくすると、野良猫が戻るケースは多くあったようです。

昔の野良猫の方が野生心が強かった!?

ただ、帰ってこれる一定の距離としては、拠点となる住処を中心として、500m程度で、広くても1kmと言われています。

より詳しく説明すると、メス猫は250m~500mと半分程度で、都会のように住宅が密集している地域も、距離は広くはないそうです。

また、発情期のオス猫になると、もう少し範囲が広がり、メス猫を探しにその範囲が倍になる場合もあるんだとか。

個体差によっても違いがある!

前述では、ある一定以上の離れた場所だと、戻ってこれなくなるとお伝えしましたが、野良猫によっては、100km以上離れた、かなり遠い場所から戻ってきた猫もいるそうなんです。

飼い猫を数km離れた公園で逃がしてしまったが、しばらくして玄関前に戻ってくるケースもあったりします。

飼われていた家に愛着があったんだろうね。

さらに、ある方の体験談としては、車で5km離れた場所から、人に驚いて逃げてしまいましたが、3ヶ月かけて帰ってきたという猫もいたそうですよ。

やはり、猫によって個体差はあるようですね。

また、猫は水が嫌いなので、川を渡ると戻ってくるルートが少なくなるため、帰ってくる確率が低くなるんだとか。

まとめ

野良猫には帰巣本能が備わっており、遠くに捨てると戻ってくることが分かりました。

しかし、遠くに捨てると言っても一定の距離があり、一定以上の場所へ捨てると、戻ってこないそうです。

一定の距離は500m程度だったね!

そして、帰巣本能があっても野良猫によって個体差はあり、戻ってくる猫もいれば、戻ってこない猫もいるでしょう。

基本的に、野良猫を遠くに捨てるという行為は違法になるため、野良猫に困っている場合は、保健所へ相談するようにしましょう。

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ニャンコ先生
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猫暮らし30年のアラフィフ
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