野良猫に帰巣本能はある?遠くに捨てても戻ってくるの?
一度は目にしたことがあるぐらい、多く存在している野良猫ですが、野良猫には帰巣本能はあるのでしょうか?
方向音痴には分からない感覚。
野良猫を保護して、家猫として飼っていた猫が、遠くに捨てることになっても、帰巣本能で、また戻ってくるのか戻ってこないのか、気になる所ですよね。
そもそも、野良猫を遠くに捨てること自体どうなのかも含めて、野良猫は戻ってくるのか、それとも戻ってこないのかについて、解説していきます。
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野良猫にどこまで帰巣本能があるのか?
🐱の行動範囲は、最大で2㌔位だから多分、わかってると思う😊
— 🐱ツカサ🐱 (@taiji712bass) January 8, 2022
可愛い"(∩>ω<∩)"
野良猫は、人間には備わっていない、優れた帰巣本能を持っているんです。
猫はかしこいなー!
ただし、ある一定の離れた場所以上になると、戻ってこれないことがあるんだとか。
詳しく解説していきましょう。
猫は人間には無い優れた帰巣本能がある!
帰巣本能は、もともと狩猟動物には備わっている能力で、ネコ科は縄張りを持つため、帰巣能力がないと縄張りを持つことはできません。
これは、野良猫だけではなく、家猫でも縄張りを持ち、帰巣本能は十分備わっています。
縄張り確保のために備わった感覚なんだね。
猫は、基本的に行動範囲(縄張り)はそんなに広くないですが、中にはその本能が、犬並みに優れた子がいるそうです。
特に、その場所が気に入っていたり、愛着がある場所だったりすると、より強く、人間には無い優れた帰巣本能を発揮するのではないでしょうか。
動物の中でも猫は特に、帰巣本能につながる以下のような、優れた感覚が備わっているんだとか。
- 体内時計
- 磁気感知
- 方向細胞
- 感覚地図
方向感覚があることで、人にではなく家に懐くとも言われているみたいですね。
一定以上の離れた場所からは戻ってこれない!?
うちの猫が脱走してしまった…探しまくったけど見当たらない……
— もちゃん鳩(´⊙ω⊙`)キララと鉄と幸の森 (@mocha_mo_mocha) December 1, 2016
帰巣本能あるなら早く帰ってきてほしい。。。 pic.twitter.com/B0e9BjppQh
猫には、帰巣本能が備わっていることが分かりましたが、ある程度以上離れた場所からは、戻ってこれないそうなんです。
理由としては、猫は犬ほど帰巣本能が強くないということ、そして、猫には画然たる縄張り意識があり、見慣れない猫が縄張りに侵入すると攻撃対象となります。
これは、猫同士が喧嘩をしているうちに位置の見当識を失い、迷い猫になってしまうこともあるんだとか。
ここで、注意点としてお伝えしたいのが、野良猫でも飼い猫でも、離れた場所へ捨てるという行為は、違法になるということです。
動物を捨てるのは絶対ダメ!
野良猫を山に放すと、野鳥や小動物が殺される可能性が高く、あるいは捨てた場所の集落の人が、捨て猫により被害を受けたりするため、必ず保健所へ引き渡すようにしましょう。
動物を遺棄した者への罰則について
動物の愛護及び管理に関する法律により、愛護動物を遺棄した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処することとされています。
野良猫を保護したら、最後まで飼えるかどうかをよく考え、飼い始めた猫は、責任を持って終生飼育することが大切です。
野良猫を遠くに捨てると戻ってくる?戻ってこない?
朝のツイート後に母親が油断した隙にナナが脱走→数十分の捜索→家の近くまで戻ってきたのを捕獲という騒ぎになっていました。
— つくにまさし (@MasashiTsukuni) May 11, 2021
実は過去に何度か脱走しています。帰巣本能だけは猫並み外れているのが救いですが。また何か企んでそうな顔😼#猫のいる幸せ#猫のいる暮らし#猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/ZHmiZvxmjf
前述で、ある一定以上の離れた場所だと、戻ってこれなくなるとお伝えしましたが、その一定の距離というのは、500m程度なんだそうです。
あまりに遠すぎると帰ってこれないよ。
ただ、野良猫によって個体差はあり、オス猫かメス猫かや、環境によっても異なるでしょう。
オスとメスで違う場合も!
リンちゃんが金曜日に脱走をして、今日の夜中の3時に実家に帰り着きました。
— 音本屋 (@otohonya) September 6, 2022
1週間家で過ごし、私達にもたっぷり甘えていたけど、やっぱり実家が恋しかったみたい。二キロぐらい離れているけど猫の帰巣本能は凄いです。寂しいけど無事でよかった。 pic.twitter.com/XcwPREf9bf
ゴミを荒らす野良猫に困り果てて、近隣の山に捨てるというのは、今でこそ動物愛護法で禁止されていますが、法整備される以前の世代では、そんなこともあったんだとか。
そのような悪事を働く野良猫を、住民が協力して捕まえて、近隣の山に捨て、平穏な生活を取り戻したのも束の間、しばらくすると、野良猫が戻るケースは多くあったようです。
昔の野良猫の方が野生心が強かった!?
ただ、帰ってこれる一定の距離としては、拠点となる住処を中心として、500m程度で、広くても1kmと言われています。
より詳しく説明すると、メス猫は250m~500mと半分程度で、都会のように住宅が密集している地域も、距離は広くはないそうです。
また、発情期のオス猫になると、もう少し範囲が広がり、メス猫を探しにその範囲が倍になる場合もあるんだとか。
個体差によっても違いがある!
ニャンコの帰巣本能😸
— ラグエル (@raguel000) August 5, 2016
極寒のロシアでホーリーを超える
帰宅をした飼い猫ジョセフ😸
なんと4ヵ月半吹雪の中を歩き続け
自宅へ戻ってきました😂
その距離700km以上🙀😱
ここまでくると記憶というより
特別な能力の持ち主にゃ😹😂 pic.twitter.com/DTvOsZfnhj
前述では、ある一定以上の離れた場所だと、戻ってこれなくなるとお伝えしましたが、野良猫によっては、100km以上離れた、かなり遠い場所から戻ってきた猫もいるそうなんです。
飼い猫を数km離れた公園で逃がしてしまったが、しばらくして玄関前に戻ってくるケースもあったりします。
飼われていた家に愛着があったんだろうね。
さらに、ある方の体験談としては、車で5km離れた場所から、人に驚いて逃げてしまいましたが、3ヶ月かけて帰ってきたという猫もいたそうですよ。
やはり、猫によって個体差はあるようですね。
また、猫は水が嫌いなので、川を渡ると戻ってくるルートが少なくなるため、帰ってくる確率が低くなるんだとか。
まとめ
野良猫には帰巣本能が備わっており、遠くに捨てると戻ってくることが分かりました。
しかし、遠くに捨てると言っても一定の距離があり、一定以上の場所へ捨てると、戻ってこないそうです。
一定の距離は500m程度だったね!
そして、帰巣本能があっても野良猫によって個体差はあり、戻ってくる猫もいれば、戻ってこない猫もいるでしょう。
基本的に、野良猫を遠くに捨てるという行為は違法になるため、野良猫に困っている場合は、保健所へ相談するようにしましょう。