猫のトリビア

野良猫は出産後に移動するのか?出産前の行動や出産時期について解説

野良猫 出産後
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野良猫がお腹を大きくして、数日後に出産した場面を目にしたことがある方がいると思いますが、出産後、その場所に野良猫は住み着くのでしょうか?

出産したらどこで育てているの?

また、出産時期や出産前の行動・出産後の移動も、どうしているのか気になる所ですよね。

出産した野良猫は住み着くのか、そして出産時期や出産前後の行動や移動も詳しく解説していますので、ぜひ目を通してみてください。

野良猫は出産後に住み着くのか?

親猫が、出産した場所が安全な場所だと思ったら、その場に住み着く可能性はあるようです。

安全な場所で子育てしたいよね。

住んでいる近くで、出産した野良猫がいても、基本的には見守って親猫に任せるようにしましょう。

突然戻ってくるというケースもある

野良猫親子が出産した場所を安全だと思えば、その場所に居座るか、拠点として餌の催促に来るかと思われます。

その場が安全だと知った以上、また次の出産で利用する可能性は高いため、近隣とのトラブルになる前に、親猫だけでも避妊をして餌をあげないのが、一番良い関わり方でしょう。

近所とのトラブルは避けたい!

また、仔猫がある程度成長するまでは、人間に見つからないような場所で仔猫を育てて、ある程度育つと、突然戻ってくるというケースもあるようですよ。

近くで出産した野良猫は基本的には見守ろう!

親猫が育児放棄をしているようなら、人が見てあげる必要もありますが、野良猫に対して、中途半端な関わりは返って逆効果となるため、あくまでも見守りが大切。

人間と同じように、親猫は、妊娠から出産と子育てに、ものすごく体力を使うため、ケアされていない野良猫は、病気になる可能性がとても高いです。

お腹の中に、流産した赤ちゃんや胎盤が残ったままになってることもあり、親猫は、ミルクを作るためのカルシウムが必要になりますが、不足すると熱を出してしまうことも。

子宮の中で感染が広がれば、病院に連れて行ってあげるしか救う方法はないのですが、野良猫だと、衰弱していてもすぐに妊娠してしまう猫も多いようです。

どこかに相談してみるのも一つの方法だよね。

また、出産後の親猫は、子育てに集中して仔猫を心配しすぎるため、自分が食事を摂るのを後回しにしてしまうんだとか。

このような点で、出産した野良猫を心配して手助けしたくなるかと思いますが、深く関わることで、野良猫がよりたくさん住み着いてしまうことに繋がります。

さらに、野良猫の様子を頻繁に覘いたり気にしたりすると、親猫は余計に神経質になる可能性があるため、基本的には親猫に任せるようにしましょう。

野良猫の出産時期や出産後の行動について

野良猫の出産時期は幅広く、出産前の行動や変化はいろいろあるので、詳しく解説していきますね。

どんな行動があるんだろう。

また、出産後は敵から仔猫を守るため、毎日のように移動を繰り返すそうですよ。

出産時期と出産前の行動は?

猫が妊娠してから出産するまでに要する時間は大体2ヶ月程度で、出産時期にはさまざまな意見がありました。

春から梅雨入り前、ピークは2月から4月と6月から8月、長いと3月から11月という意見もあり、野良猫の出産時期は非常に幅広いということが分かります。

さらに、猫は「多胎動物」と言って、一度に複数の胎子を産む動物であるため、より不妊去勢手術の重要性が見えてきますね。

野良猫がたくさん増えると大変!

妊娠期において、メス猫に様々な行動の変化が現れてきます。

妊娠20日目から60日目頃までの変化

  1. 初期は食欲が落ちる。
  2. 45日目以降から食欲が増し体重増加、さらに活動量が低下する。
  3. 分娩の24時間前から食欲が急激に落ちる。

また、分娩直前の変化として、

  • 攻撃的になる警戒心が強くなる
  • 乳房や陰部をしきりにグルーミング
  • そわそわして落ち着きをなくす
  • 床や巣を掘り返すような行動(営巣行動)
  • 形だけの排便姿勢をとる
  • 周囲を探索する

分娩が近づいてくると、人との交流を求める猫もいれば、逆に人を寄せ付けなくする猫もいます。

営巣行動や周囲の探索は、出産するのに理想的な場所を求めるためにする行動で、メス同士が共同生活をしている野良猫の場合、他のメスと巣を共有することもあるようですよ。

なぜ出産後に移動するのか?

親猫は、出産時の血の臭いで外敵が来る恐れがあるため、逃げるために引っ越しを続けるそうです。

野良猫によってさまざまですが、出産して10日程経つと、毎日のように引っ越しする野良猫は多いようで、4ヶ月も経つと、親離れ子離れして単独で生活をするんだとか。

仔猫は、生後すぐには体温調節ができないため、子育てには湿度がとても需要で、薄暗い場所を求めて引っ越しをします。

猫は狭い所を好みますが、仔猫に授乳をする時は親猫は横になることが多いため、狭すぎる場合は適切な場所を求めて移動することもあるようですよ。

より育てやすい場所を探しているんだね。

親猫は仔猫を連れて、転々と根城を変えるため、その際、仔猫をどこに連れて行ったのか、親猫は分からなくなってしまうことも。

親猫が、鳴きながら仔猫を探しているのを見かけた方もいるかと思いますが、中には、育児放棄や産後すぐに死んでしまうという残念な結果になることもあるそうです。

まとめ

野良猫は出産前から住み着き、出産後にその場所が安全だと思ったら、住み着く可能性があると分かりました。

野良猫の出産時期はとても幅広く、年中出産時期であるようにも思います。

野良猫に困っている問題は多いよね。

出産前の行動には、妊娠期や出産直前と、いろいろな変化があり、出産後は敵から守るために、移動を繰り返すという行動があることも分かりました。

出産した野良猫が移動せずに住み着くことで、特に問題なければ基本的には見守り、生活に支障が出ている場合は、地域や保健所などに相談してみましょう。

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ニャンコ先生
ニャンコ先生
猫暮らし30年のアラフィフ
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